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「およよ!そんなことがあるのかなのじゃ。それは怖いのじゃ。」 |
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「んー。コチラから住所とかを教えない限り、まず郵送で請求が来るってことはありえないんだけど、『イシバシを叩く』っていうでしょ。万が一郵送請求が来た時だけは無視しないでねってこと。」 |
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「えー?でも、どうして郵送請求だけは無視してはいけないのかの?」 |
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「んー。どこかで聞いたことあるかな?『少額訴訟詐欺』とか『督促手続詐欺』とか。これと一緒で、例え不正請求であっても裁判所関連の請求を無視すると判決が確定することがありうるからね、無視しちゃいけないの。」 |
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「うーむ。具体的にはどうしたら良いのかの?」 |
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「具体的には、単なるハガキ程度なら無視でいいんだけど、ま、請求書記載の連絡先には連絡を入れないで、スグに最寄の消費者センターに相談かな。」 |
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「うーむ。心得たなのじゃ。」 |
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「まぁ、ワンクリからみの少額訴訟とかって聞いたことがないから、あんまり現実味がない理論上の鉄板話だったんだけど、無視してはいけないケースがもう1つあるのよ。」 |
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「ほえー。まだあるのかなのじゃ。」 |
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「んん。良く『ワンクリックサイトのスパイウェア』と呼ばれるものなんだけど、最近は『ワンクリックウェア』『ワンクリウェア』とか呼ばれることが多いわね。これらを配布するサイトの場合、その不正プログラムを排除しないといけないってことになるわ。」 |
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「ええー!?そんな不正なプログラムを仕込まれることがあるのかなのじゃ!」 |
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「あくまでも一部のサイトの話よ。ワンクリサイト 比較体験版で説明したでしょ。一番下のワンクリウェアタイプ。」 |
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「えーと、それがヤバイヤツなのかなのじゃ。」 |
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「ん。比較体験版でおいてあるヤツは、危険でもなんでもないんだけど、実際のワンクリックウェアの場合はね、『メアドの抜き取り』『サイトへの強制登録』『請求書作成』『請求窓噴出』『レジストリ操作』などされちゃうのよ。」 |
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「ほへへー。それは大変なのじゃ。でも、実際に引っ掛かった場合はどうすれば良いのかの?」 |
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「そうねー。システムの復元で引っ掛かる前の状態に戻すのが鉄板かな。」 |
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「なるほど、なるほどなのじゃ。」 |
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「ただ、システムの復元の場合は、復元ポイント以降現在までにインストールした別のソフトとかも消えちゃったりするけどね。」 |
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「ふーむ。セキュリティソフトとかはどうじゃ?」 |
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「んと、ワンクリックウェアはね、『トロイの木馬』に分類されるの。だから、『トロイの木馬』を検出・駆除してくれる対策ソフトで駆除するってのが王道かな。」 |
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「えーと、スパイウェア対策ソフトでいいのかの?」 |
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「その、スパイウェア対策ソフトがトロイの木馬に対応してるのならね。一般的にはウィルス駆除ソフトの方が妥当かな。」 |
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「ふーん。じゃあ、スパイボットとかでもいいのかの?」 |
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「ううん。ダメ。スパイボットでは検出してくれたことがないわ。『トロイの木馬』を検出駆除してくれる対策ソフトが要るってこと。ま、詳しくはワンクリサイトのワンクリウェアを見てよ。」 |
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「うむ。分かったのじゃ。えーと、無視してはいけないケースってのは、『郵送請求』『ワンクリックウェア』の2つで良いってことかの?」 |
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「そうね。無視が鉄則。『郵送請求』『ワンクリックウェア』が例外ってこと。」 |
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「うむ。ありがとなのじゃ。」 |