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「でも、予は気が動転しているから、具体的にどうしたら良いのか分からないのじゃ。」 |
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「んー、そうねぇ。とりあえずあったかいお茶でも飲む? 且~」 |
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「ずぅーーー。ふぅーー。やっぱりお茶は玄米茶に限るのう。」 |
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「ん。じゃあ落ち着いたところで話を進めるわね。えーと、とりあえず非通知や知らない番号からの電話は留守電機能を使いましょう。用事のある人は留守電に入れてくれるわよ。」 |
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「うむうむ。留守電にするとするのじゃ。」 |
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「ふぎゃー、留守電に入ってたのは、『金払え』って不当請求じゃったのじゃ。えーん。なのじゃ。」 |
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「ハイハイ。どーぞ。且~」 |
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「ずぅーーー。ふぅーー。ほうじ茶も捨てがたいのじゃ。」 |
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「じゃ、話を進めるね。えと、所詮は電話でしょ。相手の番号が分かるのなら着信拒否機能でも使えばどう?」 |
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「えっとえっと、着信拒否じゃな。分かったのじゃ。・・・ふぅ。これでひと安心・・・・・じゃないのじゃ!すぐに違う番号からかかってきたのじゃ。うぇーーん。」 |
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「ほい。且~」 |
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「ずぅーーー。ふぅーー。玉露とはぜいたくなのじゃ。」 |
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「でね、今は携帯を1つ買うのさえ身分証明をしないといけない世の中なの。相手も手持ちの携帯には限りがあると思うわよ。いくつか着信拒否しておけば相手も持ちダマがなくなるわよ。」 |
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「分かったのじゃ。予は留守電機能と着信拒否機能を駆使してやるのじゃ。えいえい。・・・・ふぅ。およ?ところでじゃな、電話番号から個人情報を調べる業者がいるとかいう噂を聞いたのじゃが・・・・不安じゃ。」 |
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「確かにいるみたいね。探偵まがいっぽい業者が。」 |
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「えー、どうしようなのじゃ。予の個人情報を調べられてしまうかもしれないのじゃ。」 |
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「うーん。気にし過ぎって気がするわ。」 |
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「どうしてじゃ?どうしてそう言えるのじゃ?」 |
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「だって、明らかに採算が取れないもの。そういった探偵まがい業者に数万円から数十万円支払ったとして、回収できる金額っていくら?1円さえ回収できない可能性の方が高いんだから。」 |
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「え、でも上乗せして請求されたら困るのじゃ。」 |
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「あのね、元々の金額でさえ支払う必要があるのか疑問なのに、上乗せ請求が認められる理由もないでしょ。はっきり言って気にし過ぎよ。」 |
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「じゃあ、もしもじゃな、万が一直接取りたてに来られたりしたらどうしたら良いのじゃ?」 |
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「まず来ることはないって。」 |
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「万が一の話じゃ。」 |
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「んんー。万が一ねぇ。『支払いません。裁判に訴えたいならどうぞ。』で良いんじゃないの。オドされたりしたら即110番って感じで。」 |
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「うむ。開き直れってことかの?」 |
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「んー。強いて言えばそんな感じかなぁ。ちなみに、ワンクリ業者から電話がくるのってこんなケースが考えられるんだけどね。」 |
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■ こちらから通知で電話した。
■ 携帯サイトで、クリックによって番号発信した。
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「・・・・・ところでじゃな、電話を変えてしまうって手はどうじゃ?」 |
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「んー。不安の大きさとの兼ね合いって気もするけど・・・・イチイチそんなことしてたら大変って気はするわね。」 |
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「でもでも、予はどーしても不安なのじゃ。」 |
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「じゃあ、変えたらどう?」 |
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「うむ。そうするのじゃ。・・・・・・・・・ふっふっふ。予は機種変更してきたのじゃ。これで大丈夫なのじゃ。」 |
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「って、機種変更なら携帯番号変わってないじゃない?」 |
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「がーーーーーん!なのじゃ。」 |