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「およよ。また言葉が矛盾しておるのじゃ。」 |
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「矛盾してないわよ。慌てちゃだめなんだけど、ゆっくりもしていられないの。でね、まず送金直後の場合ね。」 |
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「ふむ。」 |
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「この場合は速攻で手続をした郵便局へ電話。配送を止めてもらうようにお願いするの。」 |
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「それが失敗したらどうするのじゃ?」 |
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「んー。いきなり失敗とか言わないで欲しいんだけど、まー、仮にそれが失敗したらね、今度は104で聞くの。」 |
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「ふむふむ。」 |
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「104で分からなければ、104で郵送先住所を管理する郵便局の電話番号を聞くの。で、そこの郵便局に電話をかけて配送を止めてもらうのよ。ここがキーポイントになりそうかな。」 |
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「で、それも失敗したらどうするのじゃ?」 |
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「んー。失敗を前提にして欲しくないんだけど、まぁ、その郵便局に電話をかけた際に、送金先住所が私設私書箱(秘書センター等)かどうか聞いておきましょうね。」 |
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「ほへ?そんなのを聞いてどうするのじゃ?」 |
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「ん?その私書センターに電話して、ワンクリ業者に郵便物を渡さないように頼むわけよ。」 |
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「それも失敗した場合はどうするのじゃ?」 |
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「うーーー。失敗を前提にして欲しくないっつってるのにぃ。きぃーーー。」 |
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「おっほっほ。怒るとしわが増えるぞえ。」 |
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「な、なんですってぇ!!」 |
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「えーとじゃな、えーとじゃな、・・・予は忙しいでの。サラバじゃ!」 |
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「こらーーーーー!!」 |
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「コホン。まぁ、実害が出てしまったら仕方ないので警察へ相談ってことになるわね。残念だけど。」 |