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「うーむ。『デート商法』とか『マルチ商法』とかって聞いたことはあるのじゃが、具体的にどんな商法なのか知らないのじゃ。教えてたもれ。」 |
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「えーと、まずはデート商法だな。これは文字通り恋愛感情を利用して『宝飾品』や『着物類』など高額な商品を売りつけてくるんだ。『良い関係でいましょうね』って感じで。」 |
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「え?でも、それは『要らないのじゃ、このハゲ!』って断れば済む話なんじゃないのかの?」 |
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「いや、その断り方はどうかと思うが、まぁ、断るにこしたことはない。だけど、相手は元々商品を売りつけるのが目的なんだから、商品が売れてクーリングオフ期間が過ぎたら途端に連絡が取れなくなると。」 |
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「ええー?そんなのは詐欺じゃないのかの?」 |
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「詐欺だろうがそうでなかろうが、実際に被害に遭ってからじゃ遅い場合があるだろ。しかも、相手がドロンと消えたらどうなるんだ?」 |
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「えーと、頑張って探すしかないのう。」 |
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「簡単に見つかるのか?」 |
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「ふ。そこを頑張るのが記者の仕事じゃ。『記事は足で稼げ』とも言うのじゃ。頑張るのじゃ。うむうむ。」 |
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「って、いつから記者になったんだ!?」 |
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「うむ。つい先ほどからじゃの。世界初の皇帝記者の誕生じゃ!」 |
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「・・・話の腰が・・・」 |
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「折れたのじゃ。まったく、そなたはいつもそうなのじゃ。」 |
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「って、折ったのは皇帝閣下だろ。まったく。で、次のマルチ商法だけど・・・」 |
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「あ、マルチ商法なら何となく分かるのじゃ。マルチ商法とはで解説をしてもらったのじゃ。」 |
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「ああ、だったら大丈夫だろうな。マルチ商法にもクーリングオフ制度があるが、これがまた、クーリングオフ期間が過ぎたら連絡が取れなくなることがあると。」 |
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「ふーむ。探すしかないのう。世界初の皇帝記者の誕生じゃ!」 |
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「『って、もうええわ。 ̄  ̄)ノ ばしっ☆』」 |