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「えーと、およよ。ホントなのじゃ。」 |
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「だから、100％詐欺だっつってんだ。んなもんは相手にしないに限るぜ。」 |
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「えー、でも、ホントかもしれないのじゃ。もしもダメじゃったらサイトに文句を言ってやれば良いのじゃ。」 |
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「いや、100％ありえない。しかも文句を言っても『○○様から依頼を受けただけ』とか逃げを打つ。詐欺師どもの常套手段だぜ。」 |
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「うー、でも、でも、ひょっとしたら成功するかもしれないのじゃ。１万円で1000万円じゃったら、ローリスクハイリターンじゃろ？トライしてみる価値はありそうなのじゃ。」 |
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「だから、100％詐欺だっつってんだろ。」 |
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「じゃから！じゃから、もしも1000万円をもらえなければサイトのヤツを訴えてやれば良いのじゃ。」 |
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「どうやって？」 |
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「え？それはモチロン、裁判所に訴えるに決まっておるのじゃ。」 |
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「相手の住所や氏名が分かってるのか？」 |
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「えーと、えーと、サイト内に一応書いてあるのじゃ。」 |
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東京都新宿区市谷甲良町
アリス
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「んなもんじゃ、特定できないだろ。裁判所に門前払いを食らっておしまいだぜ。」 |
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「じゃったら、警察に言ってやれば良いのじゃ！」 |
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「はぁ？民事トラブルに警察は不介入だぜ。」 |
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「えー、でも100％詐欺なんじゃろ？」 |
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「ああ、もちろん100％詐欺だ。だけどな、警察ってのは自分の仕事が増えるのを特に嫌がるんだ。特にネット犯罪はその職権を濫用されて追い返されるのがオチだろうな。」 |
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「えー。予は不満でいっぱいいっぱいなのじゃ。」 |
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「だから、自己防衛しろっての。分かるか？」 |
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「うー。でも、でも、万が一成功すれば・・・」 |
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「あのなー。成功する確率があるんだったら、とっくにこぐまねこ帝国の管理人のヤツが悪徳業者から1000万円分捕ってるっつーの。」 |
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「う！それは、一理あるかもしれないのじゃ。確かにヤツが行動を起こしてないってことは、無理ってことかもしれないのじゃ。」 |
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「さらに言えばだな、そんな申出が本当にあったのなら、サイト運営のヤツがパクってお終いだろう。ホントに理論的にありえないんだ。」 |
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「うーむ。そうじゃのう。」 |
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「まー、ちょっと冷静になって考えてみれば自分を見つめなおしてみれば、『ありえない』ってのも分かるだろ。そんな詐欺商法に引っ掛かっちゃダメだぜ。いいな？」 |
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「うむうむ。分かったのじゃ。予はこんな詐欺行為を働く詐欺サイトからは退会してやるのじゃ。ぷんぷん！」 |
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