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「このあいだ、そなたが『新聞を読め』って言ったのであろう。『読まなければ読め。読んだららしくない。』って困ったヤツじゃな。」 |
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「あ、ごめんごめん。新聞をちゃんと読んでるのはえらいえらい。」 |
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「えっへん。予はえらいのじゃ。でじゃな、貸します詐欺ってのを教えてたもれなのじゃ。」 |
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「ハイハイ。えーとね、『超超低金利でお金を貸します』『1年間無利息です』『すぐに融資できます』『他社で断られた方どうぞ』『まだあきらめないでください』『当社は貸します』なんて感じで融資を持ちかけてくるの。」 |
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「ふむ。超超低金利で1年間無利息で、すぐに融資してくれて、他社に融資を断られた人には渡りに船なのではないのかの?」 |
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「あのねー。通常の消費者金融とかの審査に通らなかったのに、通常の消費者金融よりも好条件、しかもありえないような条件で借りられるわけがないでしょ。」 |
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「う。そう言われてみればそうなのじゃ。じゃが、詐欺ってことはお金とかをだまし取られるわけじゃろ?どんな手口があるのじゃ?」 |
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「そうねー。いろんな手口があるみたいなんだけど、『信用情報改善のために実績を作りましょう(※改善されません。ウソです)。他所で借りて当社にそのお金を送ってください。』とか『事前に保証金を5万円振り込んでください。保証金はお金を入金する際に返金されます。』→『あと1回振り込んでください(エンドレスに繰り返す)』、『クレジットカードを送ってください。融資実行時に返却します』とかかな。」 |
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「えーと、詐欺ってことはそのままドロンと消えるってことなのかの?」 |
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「そーゆーこと。詐欺営業を続けている間は『○日にします』とかのらりくらりと引き伸ばして、組織的で不法な収益を上げたのちにドロンと消えると。」 |
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「うー、それは本物の詐欺ではないか!?」 |
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「だから、詐欺だって言ってるじゃない。とにかく被害が多いの。しかもその収益金が暴力団とかの資金源になったりするし、とにかく悪質極まりないの。」 |
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「うーむ。うーむ。がんばって被害防止対策にはげむとするのじゃ。」 |