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「えーと、<1> トイチ業者じゃと!?えーと、10日で1割の利息を取るっていうトイチかの?」 |
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「うーん。ここでは東京都知事(1)第*****号のことかな。都(1)*****って表記するからトイチ。」 |
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「えーと、それは、きちんと貸金業登録があるってことじゃないのかの?」 |
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「貸金業登録自体はね。だけど、都(1)業者っていうのは悪質な業者が非常に多いの。特に個人業者は詐欺行為をするために登録してるようなのがワンサカ。」 |
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「ほえ?そうなのかの?」 |
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「そもそもね、東京都知事登録業者の7割方は苦情が入るような惨状なのよ。」 |
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「がーーーーん。なのじゃ。」 |
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「それでね、貸金業登録っていうのは3年ごとに更新しないといけないの。(1)っていうのはね、登録してからまだ更新したことがない業者のこと。悪質業者はだんだんと取消し処分を受けていくってイメージかな。」 |
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登録後:都(1) 悪質な業者が非常に多く、まっとうな業者はほとんどいない。
(3年経過のうちに悪質証拠を握られた業者が取消し処分を受ける)
3年後:都(2) 悪質な業者が減り、まっとうな業者の割合がちょっぴり増加する
(3年経過のうちに悪質証拠を握られた業者が取消し処分を受ける)
6年後:都(3) さらに悪質な業者が減り、まっとうな業者の割合がすこし増加する
(3年経過のうちに悪質証拠を握られた業者が取消し処分を受ける)
9年後:都(4) さらにさらに悪質な業者が減り、まっとうな業者の割合が増加する
(3年経過のうちに悪質証拠を握られた業者が取消し処分を受ける)
12年後:都(5) 相当数の悪質な業者が減り、まっとうな業者の割合が増えてくる
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「つまり、( )内はレベルみたいなものかの?3年でレベルが1個ずつ上がるのじゃ。」 |
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「うーん。まぁ、そんなイメージかな。だから、都(1)業者っていうのは悪質業者である可能性が非常に高いのよ。」 |
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「ふーん。それでトイチには関わらない方が無難ってことなのかなのじゃ。」 |
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「そういうことになるでしょうね。それで、<2> 遠方の都道府県知事登録業者ね。これも避けましょうね。」 |
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「どうしてじゃ?」 |
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「んーとね、遠方の人にお金を貸すってことは、逆から言えばね、何らかのトラブルにあった時にお金の回収が困難になるから普通は貸さないのよ。大手企業でもないような零細貸金業者が『遠方でもどこでもいくらでも貸します』なんて言うんだから、この時点で矛盾するのよ。」 |
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「ふーむ。ということはじゃな、地方在住の人が東京都知事登録業者から借りるってのは論外中の論外ってことでいいのかの?」 |
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「いい、いい。そんなのは『自分から詐欺に遭いにいっているようなもの』よ。事実、地方在住者の被害が深刻なくらい多いの。だから、地方在住の人はできる限り東京都知事登録業者を避けた方がいいわ。」 |
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「ふーん。覚えておくのじゃ。でじゃな、次じゃ。<3> 迷惑宣伝業者じゃ。」 |
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「これは当然でしょ。頼んでもいないダイレクトメール、FAX、電話、迷惑メールなど『迷惑宣伝に良質業者なし』よ。」 |
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「うむ。これは予でも理解できるのじゃ。そもそも迷惑宣伝は悪質業者が行うものじゃからの。」 |
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「それで<4> 不適切文言宣伝業者なんだけど、『そんな条件じゃ採算とれないでしょ』と突っ込みを入れたくなるような条件とか、その他にも『とにかく貸します!!』みたいなところはダメね。」 |
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■ 明らかな誇大広告
零細個人業者の「200万円融資!」「500万円融資!」「800万円融資!」「1000万円融資!」
実質金利「3.0%」「2.0%」「0.9%」「0.1%」
「60日間無利息」「90日間無利息」「1年間無利息!」
「必ず融資します」「融資実績90%以上」
■ その他の不適切文言例
「独自審査」「ブラックでもOK」「必ず融資」「100%融資」「他社借入20社まで」「債務一本化」「他店で断られた方」
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「ふーん。ココを読めば『なるほど』って思うのじゃが、実際に困ってる時に『800万円1.0%必ずご融資』なんてダイレクトメールが来たらじゃな、話に乗ってしまいそうになるのじゃ。」 |
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「まー、詐欺師側はそこを狙ってるのかもしれないけど・・・・ちなみにギャンブル系雑誌アダルト系雑誌、スポーツ新聞などの広告は要注意よ。明らかなインチキ金融が堂々と広告をだしてたりするから。」 |
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「うーむ。それも困った話じゃのう。」 |