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「『えー』じゃないでしょ。モノを粗末に扱っちゃダメでしょう。」 |
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「ぐすん。セロテープ付きの辞書はかっこわるいのう・・・閉じても何かはみ出してるし・・・・・破らなきゃ良かったのじゃ。ぶつぶつ。」 |
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「ぶつぶつって皇帝さまがやったんでしょ。もー。しかも話の腰が折れたー。貴重なページがなくなっちゃったじゃないの。」 |
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「おっほっほ。では話を元に戻すのじゃ。えーと、確か『個人か法人か』の見分け方じゃったかの?」 |
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「そうそう。皇帝さま、分かる?」 |
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「ふむ。有名で聞いたことがありそうなのが法人で、聞いたこともないのが個人じゃ!」 |
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「違う違う。そうなってることもあるけど、それはぜんっぜん違うわよ。」 |
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「えー。じゃあどうやって見分けるのじゃ?」 |
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「んーと、会社概要とか貸金業登録の名称が貸金業登録番号の近くに書いてあるでしょ?まずはそこを見てみるの。」 |
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「ふむふむ。」 |
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「で、こんな見分け方をするの。」 |
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■個人事業者
名称に「株式会社」「有限会社」「(株)」「(有)」などの法人を意味する呼称が含まれていない場合
■法人事業者
名称に「株式会社」「有限会社」「(株)」「(有)」などの法人を意味する呼称が含まれている場合
※ただし、個人事業者や貸します詐欺業者が勝手に株式会社や有限会社を名乗る例もあるので、「株式会社」や「有限会社」が含まれていても法人とは限らない。
→ 少なくとも「株式会社」や「有限会社」等が入っていないければ法人ではない。東京都の貸金業対策課によると、「貸し倒れリスク等を勘案すると、個人業者に年25%未満での貸付は無理だろう」とのことであり、年25%を切る個人事業者は無視するに限る。
個人事業者なのに、最大800万円年率2.0%とか書いてある時点で貸します詐欺だと考えて差し支えない。(・∀・)キッパリ
また、同様に零細個人業者が遠方在住者に『100%貸します』なんて言う時点でも貸します詐欺だと考えて差し支えない。
ただし、法人登録業者だからと言って安心でもない。悪質な行為を行って取り消し処分を受ける業者が後を断たない。
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「ほほー。『株式会社』とか書いてあるのが法人じゃけど、個人とか貸します詐欺とかが勝手に『株式会社』とか書いてある例もあるのかなのじゃ。」 |
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「あるある。いっぱいあるの。基本的に、貸し倒れのリスクがあるのに、個人業者が『最大300万円即融資』『実質年利10%』なんてことできるわけないのよ。被害多いんだから。気をつけようね。」 |
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「うむうむ。分かったのじゃ。」 |