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「えー!?なんでそんな怪しげな商売があるのじゃ?」 |
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「んーと、もともとはね、SOHOなんかの個人企業家のために『住所名義貸し+郵便物受け取り代行(+転送電話)』をするサービスだったんだけど、現状では、それが詐欺業者や架空請求業者とか悪徳業者に悪用されちゃってるのよね。」 |
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「えーと、じゃあ、グルってわけじゃないのかの?」 |
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「基本的にはグルってことはないわね。悪用されてるって見方が正しいと思うわ。」 |
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「ふーむ。さっきの貸します詐欺に振り込んでしまった場合の対処法では『速攻で銀行と警察へ電話』じゃったのじゃが、郵送の場合はどうしたらよいのじゃ?」 |
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「郵送の場合はね、基本的に下記のような流れになるの。闇金融業者へ手渡ると返還が難しくなるから、ここでも『速攻』が大事になるかな。」 |
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送付の流れ
(a)被害者──→(b)郵便屋──→(c)私書箱屋──→(d)闇金融業者
闇金融業者の手元に到着するまでには最低でも1日はかかる。闇金融業者の手元に到着するまでが勝負。
(1)郵便屋に頼んだ直後ならば、郵便屋に速攻で電話して、『貸します詐欺に現金等を郵送してしまった旨』を告げて配送を停止してもらう。
(2)私書箱屋の電話番号を調べて、そこへ速攻で電話して、『闇金融業者に送付してしまった。渡さないでほしい旨』を告げて、闇金融業者に郵送物を渡さないようにお願いする。
※私設私書箱屋の電話番号を知る方法が問題となる。
・NTT 104に電話して聞いてみる。
・NTT 104で郵送先を管理する郵便局の電話番号を聞き、その郵便局に電話して聞いてみる。
・ネットで検索してみる。
・最寄の警察署へ電話して相談してみる。(警察は24時間営業中)
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「うううーむ。どうやら私設私書箱屋で食い止められるか否かが勝負の分かれ目になりそうじゃのう。」 |
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「そうねー。うまく水際で食い止められたらいいんだけどね。」 |