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「まぁ、そうじゃろうのう。でも、自分の職場とかだんなの職場とかに執拗な電話が入ると、絶対に困ると思うのじゃ。」 |
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「そうよねー。で、どうするかなんだけど、基本は『シラを切る』に尽きるでしょうね。」 |
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「ほえ?どういうことじゃ?」 |
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「つまりね、相手からすれば『申込み情報が正しいもの、本人が申込んだもの』という証拠はないわけでしょ?だから、『サラ金なんか用はないですけど。』とかシラを切っちゃいましょうってことかな。」 |
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「えー、それは、つまり、予にウソをつけってことなのか?なのじゃ。ウソは良くないのじゃ。」 |
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「あー、いつも悪い子なのに、こんなときだけ良い子にならなくて良いでしょ。」 |
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「えー、予は買い食いはする、ゲームばっかりする、宿題は忘れるなど問題が数多く存在するのかもしれないのじゃが、いつも良い子であるハズに違いないに決まっているハズなのじゃが。」 |
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「あのね、自分で悪い子って言ってどうするの。えーと、でね、要するに相手は貸金業登録さえないような犯罪集団でしょ?そのような相手から身を守るのにウソを付いちゃいけないなんておかしいでしょ?」 |
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「いーや、ウソはダメなのじゃ。」 |
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「あのねー、相手は不正違法なことを承知で、だます目的でアクションをしてきているのよ?遮断するのが良いのだから、ウソを付いてでも遮断しないとダメ。」 |
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「うーむ。『良い子』である予には厳しい注文じゃが。」 |
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「んー、特に厳しい注文ではないと思うけど、まー、こんな点が注意点かな。」 |
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NG!
コチラからお断りの電話を入れる
→ 申し込んだことを認める訳だから、断りの電話は入れない。あくまでも悪質業者からかかってきた時に「別に借金なんかないですよ」等、シラを切る。
NG!
お金を借りようと思っているそぶりは見せない
→ お金を借りたいとか言えば、その時点で改めて標的になってしまう。悪質金融業者からの遮断が目的なのだから、「知りませんよ。サラ金なんて借りようと思ったこともない。」などとして遮断を試みる。
とにかく、まともに相手にしない
→ 不正違法を承知で攻撃してきている業者に遠慮は要らない。とにかく遮断して相手にしないこと。反論等もしないこと。
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「でも、これは申込んだ直後とかの場合じゃろ?既にやり取りをしてしまった状態とかはどうすれば良いのかの?シラを切り損なったような場合じゃ。」 |
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「んー。とりあえず、貸金業登録を表記している財務局か都道府県に苦情相談かな。仮に登録業者の行為なら、登録取消しや業務停止とかの行政処分もありうるし・・・それに、そこで対処法も聞けば一石二鳥だし・・・」 |
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各財務局の貸金業者に関するお問い合わせ先
各都道府県知事登録の貸金業者に関するお問い合わせ先
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「ふむふむ。でも、行政機関はすぐに動いてくれるとは限らないじゃろ?」 |
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「まー、そうね。」 |
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「その場合、当面の対処とかはないのか?なのじゃ。」 |
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「んー。録音機を持っているかどうかで分かれるけど、こんなのはどう?」 |
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既にやり取りがある状態なので、『シラを切る』のは既に不適切。
1.とりあえず、「親戚から借りられることになりました。どうもありがとうございました。」等、やんわりと断る。→ 相手が捨て台詞と共にガチャンと切れば、それはそれでok。
2.「キャンセル料よこせ」とか言ってくれば、「支払い義務はありません」ときっぱり断った上で、
a.録音機がある場合。
「もう電話はかけてこないでください。会話は録音しています。」とでも言ってみる。
b.録音機がない場合。
「もう電話はかけてこないでください。会話は録音しています。」とでも言ってみる。
しつこければ警察の生活安全課などに相談。
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「ほえ?録音機がある場合と録音機がない場合のどちらも一緒ではないかー!こらーなのじゃ。」 |
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「あら?ホントね。」 |
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「『あら?ホントね。』じゃないのじゃ。どちらも一緒ではないかー。」 |
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「違う違う。録音機がある場合は実際に会話を録音すればいいでしょ。録音機がない場合は録音できないんだから、ぜんっぜん違うでしょ。」 |
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「おりょ?ホントなのじゃ。あれ?でもじゃな、録音機がある場合は録音していると言えば相手は電話をかけてこなくなるかもしれないのじゃが、録音機がない場合は録音できてないのじゃから、電話はかかってくるのじゃないのかの?」 |
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「んーと、『ダミー防犯カメラ』って知ってるかな?防犯カメラの格好をしているけど、実際には何の撮影もしてないアレ。」 |
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「おおー。知っておるぞえ。な、なるほどなのじゃ。要するに『会話を録音されている(かもしれない)、証拠を取られている(かもしれない)』と思わせて引かせるのが狙いって訳か、なのじゃ。」 |
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「そーゆーこと。まぁ、職場の場合は上司に話を通すのは当然かな。会社に対する業務妨害にもなりうる悪質行為なんだから、とりあえず一人で抱え込むなんてことはせずに、きちんと上司に話を通して相談しましょうね。」 |
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「分かったのじゃ。えーと、予の上司は・・・・」 |
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「って、皇帝さまなのに上司がいるの?」 |
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「おりょ?」 |