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「そんなことが可能なのかの?」 |
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「んー。要するにね、サラ金の金利っていうのは利息制限法を超えてるのが通常なの。その超えてる部分は原則として無効だから、そのラインまで値引きさせるって感じかな。」 |
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「ふーん。」 |
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「それに、任意整理を頼めば、借金の返済請求がとりあえず止まるっていうメリットもあるみたいだし、検討する価値はあると思うわよ。」 |
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「でも、ブラックになってしまうのじゃろ?」 |
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「うーん。確かに任意整理を頼めば信用情報には事故情報が載るわね。」 |
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「それはイヤじゃのう。」 |
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「だけど・・・自己破産とかとは違って裁判所を通す手続きじゃないんだから、無事故でいけば、そのうちに信用情報はきれいになるわよ。」 |
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「ふーむ。えーと、でもそれはどこに相談すればよいのかの?最寄の消費者センターかの?」 |
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「そうねー、消費者センターでもいいけど、せっかく法テラス(日本司法支援センター)が作られたんだから、こっちの方がいいかも。」 |
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「ふーん。そこに電話をかければ解決してくれるのかの?」 |
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「解決っていうか・・・一番適当だと思われるところを紹介してくれるわ。ま、借金問題だけでなく法律トラブル全般の総合窓口としてオープンしたんだから利用しないと損よ。」 |
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「うーむ。分かったのじゃ。仮にお金の返済が厳しくなったら検討してみるとするのじゃ。」 |
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「って、皇帝さまは6歳だからお金借りられないでしょ?」 |
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「おっとっと。そうじゃった。ついこってり。」 |
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「それを言うなら『うっかり』でしょー。」 |