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 消費者契約法第2話「消費者取消権」



 * 【消費者取消権】第4条
1 消費者は、事業者が消費者契約の締結について勧誘をするに際し、当該消費者に対して次の各号に掲げる行為をしたことにより当該各号に定める誤認をし、それによって当該消費者契約の申込み又はその承諾の意思表示をしたときは、これを取り消すことができる。
一 重要事項について事実と異なることを告げること。当該告げられた内容が事実であるとの誤認
△ 「およ?これは詐欺だから、当然取り消せるんじゃないのかの?」
○ 「うーんとね、『詐欺』ってのはダマそうとした故意が必要だからね、これだけだと『詐欺』にはあてはまらないの。・・・例えばね、『食べてやせる○○』って商品があるとするでしょ。『(効果がないのを知ってて)効果があります』って言ったら詐欺になるんだけど、『(効果がないことを知らないで or 効果があると信じ込んで)効果があります』って言っても詐欺にはならないの。」
△ 「・・・そうじゃ!予は昔、それでダマされたことがあったのじゃ。『食べてもやせるチョコレート』って曰本国からの輸入品を食べて食べて食べまくったらやっぱり太ったのじゃ。曰本国の業者にウソをつかれた苦い思い出があるのじゃ。」
○ 「その件は、業者が故意にウソをついたって証明ができなくて、結局『詐欺』だって認められなかったでしょ。民法96条の詐欺ってのは要件が厳格でホントになかなか認められないの。」
△ 「・・・業者のヤツはハラの中ではダマしてやろうって思っておったに違いないのじゃ!」
○ 「でも、それを証明することができなかったのよね。でもね、この規定は業者が心の中でどう思っていたとしても、客観的に事実と違ってたら契約を取消すことができるの。消費者が業者の故意を証明しないでいい分だけ認められやすいってのが特徴なのよ。」
二 物品、権利、役務その他の当該消費者契約の目的となるものに関し、将来におけるその価額、将来において当該消費者が受け取るべき金額その他の将来における変動が不確実な事項につき断定的判断を提供すること。当該提供された断定的判断の内容が確実であるとの誤認
△ 「『この切り株を買えば将来絶対に儲かるからどうですか?』って曰本国の業者が言ってきたのじゃ。ホントに儲かるのならって思ってその切り株を買ったのじゃが・・・その株が値下がりして予は30円も損をしてしまったのじゃ。」
  (説明しよう! 『切り株』とは文字通り木を切ったあとにできるアレ「◎」であるが、こぐまねこ帝国ではちょっとブームになってたりするのである!!)
○ 「だから、切り株に手を出すのはやめておきなさいって言ったでしょ。」
△ 「そんなことを言っても、予のおこづかいは月300円しかないのじゃ。絶対に儲かるのなら・・・って思ったのじゃ。」
○ 「株の値段ってのは将来絶対に上がるとは限らないですよね。絶対そうなるとは決まってないのに『絶対』って断定的に言われたので契約を結んだ場合には、その契約を取消すことができるって規定ですね。」
△ 「ま、その切り株は今では腰掛けに使っておるがの。。おっほっほ。」
2 消費者は、事業者が消費者契約の締結について勧誘をするに際し、当該消費者に対してある重要事項又は当該重要事項に関連する事項について当該消費者の利益となる旨を告げ、かつ、当該重要事項について当該消費者の不利益となる事実(当該告知により当該事実が存在しないと消費者が通常考えるべきものに限る。)を故意に告げなかったことにより、当該事実が存在しないとの誤認をし、それによって当該消費者契約の申込み又はその承諾の意思表示をしたときは、これを取り消すことができる。ただし、当該事業者が当該消費者に対し当該事実を告げようとしたにもかかわらず、当該消費者がこれを拒んだときは、この限りでない。
△ 「あのじゃな、曰本国の業者が『この手袋は限定5個生産販売で残りがこの1個だけなんです。貴重ですよ〜。』ってセールスに来たのじゃ。予は、『5個限定ならみんなに見せびらかせられるのじゃ。買いじゃ。』って思って買ったのじゃ。」
○ 「良かったじゃないの。皇帝さまは手袋欲しがってたもんね。」
△ 「でもじゃな、1週間後にその手袋の大量再生産が始ってしまったのじゃ。予は納得が行かなかったのでの、その業者に『大量生産が始ることを隠しておったのではないのか?』って問い詰めてやったのじゃ。」
○ 「ふーん。で、その業者は何って言ったの?」
△ 「そしたらの、『ええ、知ってましたけど、あの時点では限定5個生産販売で残りが1個だったのは事実ですから。』って言われたのじゃ。予は詐欺じゃと思ったのじゃ。」
○ 「うーん。何回も言ってるんだけどね、詐欺って要件が厳しくてそれくらいだと詐欺にならないと思うわね。」
△ 「どうしてじゃ?その業者はウソを言ったのじゃぞ。」
○ 「ウソは言ってないでしょ。単に黙ってただけで。」
△ 「ううう。では、予は泣き寝入りしないと行けないのかの?」
○ 「こんな時にね、この消費者契約法の規定が使えるの。重要事項について、消費者に利益になる旨を告げて、かつ、業者が大量生産が始るってことを知ってて隠してた訳だからね、消費者取消権で取消せるの。」
△ 「おお!そうなのかの。・・・・でも予はこの手袋は気に入ってるので返品はしないことにするのじゃ。おっほっほっほっほ。」
○ 「だったら、相談しないでよね。」
 
3 消費者は、事業者が消費者契約の締結について勧誘をするに際し、当該消費者に対して次に掲げる行為をしたことにより困惑し、それによって当該消費者契約の申込み又はその承諾の意思表示をしたときは、これを取り消すことができる。
一 当該事業者に対し、当該消費者が、その住居又はその業務を行っている場所から退去すべき旨の意思を示したにもかかわらず、それらの場所から退去しないこと。

二 当該事業者が当該消費者契約の締結について勧誘をしている場所から当該消費者が退去する旨の意思を示したにもかかわらず、その場所から当該消費者を退去させないこと。
○ 「さっき『詐欺』で説明した民法96条にはね『強迫』についても書いてあって、強迫された結果仕方なく『買います』とか言った場合も取消すことができるの。」
△ 「うむ。それは当然じゃと思うのじゃが、この2つの例もその『強迫』になるんじゃないのかの?」
○ 「あのね、『強迫』っていうのも要件が少し厳格でね、簡単に言えばオドされて怖くなったので仕方なく契約した場合とかに認められるの。」
△ 「?・・良く分からないのじゃ。この2つの例は違うのかの?」
○ 「うーん。この2つの例の中にも『強迫』に該当するのがあったりするとは思うけど、オドしたりしないで単に帰さない・帰らないって場合は『強迫』って認められにくかったりするのよ。」
△ 「ふーん。じゃあ、これは『強迫』と認められなくても『監禁』とか『不退去』があって仕方なく契約した場合に取消せるってことかの?」
○ 「おおまかに言えばそうなんだけど、大事な点があってね、『帰ってください』とか『おうちに帰してください』って言ってなかったりしたらダメだったりするからね。この点は気をつけましょうね。」
4 第1項第一号及び第2項の「重要事項」とは、消費者契約に係る次に掲げる事項であって消費者の当該消費者契約を締結するか否かについての判断に通常影響を及ぼすべきものをいう。
一 物品、権利、役務その他の当該消費者契約の目的となるものの質、用途その他の内容

二 物品、権利、役務その他の当該消費者契約の目的となるものの対価その他の取引条件
△ 「この規定はどういうことなのじゃ?」
○ 「ま、何が『重要事項』なのかについて抽象的に定めた規定なんだけどね。簡単に言えば、『もしも、それが違ってたら契約しなかっただろうな』ってことくらいに思ってればいいと思うよ。」
5 第1項から第3項までの規定による消費者契約の申込み又はその承諾の意思表示の取消しは、これをもって善意の第3者に対抗することができない。
△ 「善良な善意の人は保護されるべきなのじゃ。」
○ 「そうそう。善意ってのは善良な人のこと・・・・じゃなくて、法律で『善意』ってのはね、この契約について取消せるかどうかってことを知らない人のこととかを言うの。」
△ 「良く分からないぞえ。」
○ 「うーん。例えばね、さっきの手袋を50円でリサイクル業者に監禁されて仕方なく売ってしまったとするでしょ。この場合にね、契約を取消したときに業者がすでにその手袋を誰かに売ってしまってた時にその手袋は誰の物?って取り決めの規定なのよ。」
△ 「もちろん、契約を取り消したのじゃから、手袋は予のものじゃ。」
○ 「そうとも限らないの。その手袋を新しく買った人は何の落ち度もないのに手袋を返さなきゃならなくなるでしょ。」
△ 「ううう、これは予のお気に入りの手袋なのじゃ。絶対に譲らないのじゃ。」
○ 「あのね・・・例えばの話なんだけど。・・・でもね、その新しく買った人が契約を取り消せるって事を知ってて買ったりしたらね、善意じゃないから基本どおり契約を取消した上で、手袋を返してもらえる訳なの。」
△ 「そうなのか。良かったのじゃ。ひと安心なのじゃ。」
○ 「ちなみに、民法96条の規定の『強迫』(少し要件が厳格)で取消した場合は、第3者が善意であっても手袋を返してもらえますからね。覚えておきましょうね。」
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