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 消費者契約法第4話「消費者契約の条項の無効」



 * 【事業者の損害賠償の責任を免除する条項の無効】第8条
1 次に掲げる消費者契約の条項は、無効とする。
 一 事業者の債務不履行により消費者に生じた損害を賠償する責任の全部を免除する条項
 二 事業者の債務不履行(当該事業者、その代表者又はその使用する者の故意又は重大な過失によるものに限る。)により消費者に生じた損害を賠償する責任の一部を免除する条項
 三 消費者契約における事業者の債務の履行に際してされた当該事業者の不法行為により消費者に生じた損害を賠償する民法の規定による責任の全部を免除する条項
 四 消費者契約における事業者の債務の履行に際してされた当該事業者の不法行為(当該事業者、その代表者又はその使用する者の故意又は重大な過失によるものに限る。)により消費者に生じた損害を賠償する民法の規定による責任の一部を免除する条項
 五 消費者契約が有償契約である場合において、当該消費者契約の目的物に隠れた瑕疵があるとき(当該消費者契約が請負契約である場合には、当該消費者契約の仕事の目的物に瑕疵があるとき。次項において同じ。)に、当該瑕疵により消費者に生じた損害を賠償する事業者の責任の全部を免除する条項

2 前項第5号に掲げる条項については、次に掲げる場合に該当するときは、同項の規定は、適用しない。
 一 当該消費者契約において、当該消費者契約の目的物に隠れた瑕疵があるときに、当該事業者が瑕疵のない物をもってこれに代える責任又は当該瑕疵を修補する責任を負うこととされている場合
 二 当該消費者と当該事業者の委託を受けた他の事業者との間の契約又は当該事業者と他の事業者との間の当該消費者のためにする契約で、当該消費者契約の締結に先立って又はこれと同時に締結されたものにおいて、当該消費者契約の目的物に隠れた瑕疵があるときに、当該他の事業者が、当該瑕疵により当該消費者に生じた損害を賠償する責任の全部若しくは一部を負い、瑕疵のない物をもってこれに代える責任を負い、又は当該瑕疵を修補する責任を負うこととされている場合
△ 「およよ。今まではひとつづつ順番に説明してたのに、今回は一気に書いてあるのじゃ。さては、説明するのがめんどくさくなったのじゃな?」
○ 「(ドキッ☆)え?え?何言ってるの?そんな訳ないでしょ。これは・・・アクまでも一気にまとめて説明した方が良いからよ。」
△ 「まあそういうことにしてやるのじゃ。うむ、説明をしてもよいぞえ。」
○ 「ん。よーするにね、『事業者に契約の不履行があっても一度支払われたものは一切返還しない』とか『預かった物を故意に壊しても損害賠償はしない』とか。こんな取り決めは無効になるってこと。」
△ 「契約が無効になるってことかの?」
○ 「違う違う。契約は有効なんだけどね、その契約の中でこういった規定があった場合、その規定だけが無効になるの。」
△ 「うーむ。でも、そんな不当な条項は消費者契約法とか関係ナシにもともと無効なのじゃないのかの?」
○ 「うーん。『信義誠実違反』とか『権利の濫用』とか『公序良俗違反』とか。こんなのに該当すれば元々無効ってことになるんだけど、これも要件が厳格だったりしてね、あんまり認められないの。」
△ 「不当なのは全部無効にすれば良いのにの。」
○ 「それは無理ね。法律的な判断は最終的には裁判所しかできないんだけど、裁判所は『違法』かどうかは判断するけど『不当』かどうかまでは判断しないからね。」
△ 「うーむ。またまたむつかしい話が出てきたのじゃ。」
○ 「うーん。簡単に言えばね『不当』ってのは『原則として有効』だってこと。『不当だから支払わないで良い』なんて判決がでることはありえないの。だからね、特別に法律を作ってこの法律に違反しているから支払わなくて良いって判決を出せるようにしてる訳なの。」
△ 「何となく分かったような気もするのじゃがの。やっぱ、むつかしいのじゃ。」
○ 「ま、一気に理解できないでもね、一歩ずつ理解して行ったらいいと思うよ。」
 
 * 【消費者が支払う損害賠償の額を予定する条項等の無効】第9条
次の各号に掲げる消費者契約の条項は、当該各号に定める部分について、無効とする。
一 当該消費者契約の解除に伴う損害賠償の額を予定し、又は違約金を定める条項であって、これらを合算した額が、当該条項において設定された解除の事由、時期等の区分に応じ、当該消費者契約と同種の消費者契約の解除に伴い当該事業者に生ずべき平均的な損害の額を超えるもの 当該超える部分
○ 「これはね、大きな額の違約金を定めても消費者には通常考えられる平均的な額までしか支払う必要はないですよってことね。」
△ 「出会い系サイトで、あなたは多重登録したので規約通り3万円請求しますってヤツじゃな?」
○ 「そうね。ただ、平均的な損害額までは自動的に縮小されるんだけどね、全部を踏み倒して良いってことじゃないから、この点には注意がいるかもね。」
二 当該消費者契約に基づき支払うべき金銭の全部又は一部を消費者が支払期日(支払回数が2以上である場合には、それぞれの支払期日。以下この号において同じ。)までに支払わない場合における損害賠償の額を予定し、又は違約金を定める条項であって、これらを合算した額が、支払期日の翌日からその支払をする日までの期間について、その日数に応じ、当該支払期日に支払うべき額から当該支払期日に支払うべき額のうち既に支払われた額を控除した額に年14・6パーセントの割合を乗じて計算した額を超えるもの 当該超える部分
△ 「これは、支払が遅れたら毎日1,000円ずつ支払ってもらいます。とかいうヤツじゃな。」
○ 「ん。正解。もちろん他にも使えるんだけどね、年率14.6%までしか延滞金は支払わなくて良いですよってこと。元の値段が4万円なら、年間で6,000円くらいまで。1日当たりに換算すると16円くらいかな。」
△ 「この規定に違反した条項にビックリして慌てて振り込まなくても良いってことじゃな?」
○ 「そういうことね。ま、この規定に違反した規約が堂々と書いてある事業者ってのは悪質だって判断もできると思うわね。」
 * 【消費者の利益を一方的に害する条項の無効】第10条
民法、商法その他の法律の公の秩序に関しない規定の適用による場合に比し、消費者の権利を制限し、又は消費者の義務を加重する消費者契約の条項であって、民法第1条第2項に規定する基本原則に反して消費者の利益を一方的に害するものは、無効とする。
△ 「うーむ。公の秩序とか何やら難しいのう・・・」
○ 「これは事例で説明しようかな。『大学入学金・授業料返還訴訟』がまさにこれを争ってる訳ね。」
△ 「おお!ニュースで聞いたことがあるのじゃ。もっともこぐまねこ帝国大学は無料じゃから関係ない話じゃがの。」
○ 「ま、こぐまねこ帝国大学の話はおいといてね、『一度入金された入学金・授業料は一切返還しない』って条項が有効か無効かが問題になってるのね。」
△ 「入学しなかったのなら返してもらうべきなのじゃ。」
○ 「そうかもしれないんだけどね。『授業料は返すべき・入学金は返さないで良い』っていうのが大勢のようね。『不当利得』って話に広がっちゃうから、これ以上は踏み込まないけどね。」
△ 「分かったのじゃ。ま、不当な条項は無効にできるのがあるってことで良いかの?」
○ 「んー。ま、そんな感じで良いかもね。」
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