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「警察に言いにくいというのは分かるのじゃが、詐欺だからお金を返せって訴えてもダメなのかの?」 |
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「うーん。基本的に『クリーンハンズ(きれいな手)の原則』ってのがあって、基本的に裁判所は汚いことをした人間を救済してくれないんだ。」 |
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「ふーん。でじゃな、例えばどんな行為がご法度なのかの?」 |
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「うーん。代表的な例だけど、復讐(殺人請負)、不倫、援交(援助交際)、ワシントン条約に違反する生物の取引、麻薬・覚せい剤、拳銃、その他違法な商品の取引、ねずみ講などなどだな。」 |
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「およよー。何か怖い言葉がズラリなのじゃ。」 |
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「ちなみに、覚せい剤の方が麻薬よりも罪は重いってことになってるぜ。」 |
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「怖い言葉はもうたくさんなのじゃ。とりあえず、そういったことはしたらご法度ということじゃな。」 |
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「もちろんご法度だ。その上に、『ご法度を通報されたくなければ金を払え』とか『詐欺に遭っても警察へ言うこともできない』とか、ご法度以外の弊害もたくさんでてくる。」 |
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「ううう、そういった悪いゆすりや詐欺をするヤツは検挙すべきなのじゃ。」 |
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「そうなんだが、自分がご法度をしてる訳だから警察などへ言いにくいだろ?結局野放し気味になってしまう訳だ。それに、違法なことをした場合、そのお金が暴力団などの資金源になってしまうこともあるからな。社会的にも絶対に好ましいことではないんだ!」 |
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「わ、分かったのじゃ。予は違法なことは絶対にしないのじゃ。これで良いのかの?」 |
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「ああ、それで良いぜ。」 |
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「他にも、子供が18禁止のサイトへ行ってはダメな訳じゃな?」 |
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「そうだな。基本的に未成年者っていうのは法律上保護されるものなんだが、例外的に出会い系規制法などは援助交際を申し込んだ未成年者も罰するってことになってるから、絶対に援助交際もダメだぜ。」 |
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「うーむ。分かったのじゃ。予は援助交際を申し込むことはしないのじゃ。」 |
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「ま、だれも買ってくれないだろうけどな。」 |
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「おっほっほ。それも予の人徳のなすワザじゃ・・・・・・・・・・って、オイ!」 |