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「うむ。新しい番号が090-****-****じゃな。分かったのじゃ。登録しなおしておくのじゃ。」 |
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「ん。ヨロシクな。」 |
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「ふむ。アヤツが新しい電話に変えてから1週間が経過したのじゃ。新しい携帯はうらやましいのじゃ。・・・って噂をすればあやつの新しい携帯から電話が掛かってきたのじゃ。もしもしなのじゃ。」 |
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「ああ、皇帝閣下。オイラだぜ。今日はちょっと相談があるんだ。」 |
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「ふむ。相談とな。帝国臣民の相談を受けるのも予の仕事の1つじゃ。何が相談なのかなのじゃ。予にできぬことはないのじゃ。何となりと申すがよいのじゃ。」 |
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「実は、オイラ・・・・グズッ」 |
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「泣いても話は進まないのじゃ。ほれ。言ってみるのじゃ。」 |
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「ああ。実は、痴漢と間違われて・・・今日中に示談金を支払えば、相手は訴え等を取り下げるって言ってるんだ。」 |
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「ふーむ。例え冤罪であったとしても、訴えられると生活に支障が出かねないのが痴漢事件じゃの。」 |
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「で、今日中に50万円振り込めば訴え等を取り下げるって言われたんだけど、オイラ、ちょっとそんなお金がなくて・・・皇帝閣下にすがるしかないなぁって。」 |
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「ふむふむ。そうじゃの。予にすがるしかないのぅ。」 |
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「(( ̄ー ̄)ニヤリ )で、○○って口座に50万円振り込んでくれるか?」 |
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「うむ?何やらニヤリとか聞こえたのじゃが。」 |
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「(ドキ( ̄□ ̄;)! )な、何を言ってるんだよ。電話なのにそんなことが分かる訳ないだろ。」 |
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「今、ドキとも聞こえたのじゃ。しかもじゃな、『分かる訳ない』ってことは、そう思ったってことじゃろ!予は詐欺には引っ掛からないのじゃ!」 |
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「チェッ。ガチャン!」 |
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「おっほっほ。予の聡明な頭脳の前には詐欺師などいつの日かペヤング焼きそば食い放題じゃ!わっはっは。自転車で宇宙へ渡米した!?Σ(・ω・ノ)ノ」 |
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「と、まぁ、自分でも何を言ってるのか良く分からなくなったところで目覚し時計がなったのじゃ。」 |
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「しっかし、皇帝閣下がエライ美化されているな。いつもは『うわーんなのじゃ』とか『およよー』とかなのにな。」 |
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「ふっ。夢の中くらい、予の好きにさせて欲しいのじゃ。」 |
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「まぁ、こんな詐欺の手口があるってのも事実だな。ポイントは先に電話をして、携帯番号が変わったってことを信用(錯誤)させるところ。アポイントメント的詐欺、略して『アポ電詐欺』って言われたりしてるようだな。」 |
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「ふむふむ。でじゃの、これは予防の手立てはあるのかなのじゃ。」 |
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「ん?そうだなー、『携帯番号変更の知らせを受けたら、前の携帯番号に電話をかけてみる』ってのはどうだい?『電話変えてないよ』って答えがくれば、まず間違いなく詐欺って用心できるだろ?」 |
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「ふーむ。なるほどなのじゃ。しかしじゃな、これだけは断言できるのじゃ!」 |
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「ん、なんだい?」 |
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「いまどき、ガチャっと切る携帯などないのじゃ!」 |
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「って、それは昔からないだろう?」 |